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活用提案を募集中の建物

山謙酒造

江戸時代始めにはここに市町上問屋があり、本町下問屋と半月交代で公用の荷の継送り業にあたりました。問屋場が隣に移り、江戸中期からは酒造業を営んでいたようです。

明治43年に山謙酒造が酒造業を引き継ぎ、近年まで酒をつくっていました。今も製造は委託して、銘柄の販売は行っています。
切妻造りのどっしりとした屋根、てっぺんの千木、二階にも格子戸がついている造りは、問屋場のなごりでしょうか。広い土間に入ると、かつての宿場の賑わいが想像できます。

酒蔵

店の裏手には住まいと庭があり、狭い裏通りを隔てて酒蔵があります。中でも西側の蔵は歴史が古く、江戸時代は本陣の米蔵だったそうです。かつては酒タンクが並び、2階から仕込みの様子を見られるようになっていました。今はタンクは運び出され、がらんとした状態になっています。

このままでは老朽化が進みます。よい活用案があれば、ご提案いただきたいということです。

1階の床面積は378㎡、2階まで合わせると483㎡。

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